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子どもと石積み
こんにちは DSWAJ会員の岸です。さて題名にもあるように子どもの遊ぶ場所である幼稚園や保育園の園庭にもドライストーンウォーリング(以下DSW)は使用されています。素敵な空間や景色をつくることが出来るのはもちろんですがDSWならではの自然との共存という利点もあります。自然にできる隙間には植物や昆虫などの生物が住みついたりします。石積みの隙間には園児たちが大好きなダンゴムシやミノムシなども発見できます。また幼稚園や保育園の園庭らしい華やかな植栽にもとてもマッチします。経験上の補助的な工法を足すことで強度の問題も全く問題なく経過しています。ビオトープや花壇、通路や土留めなど活用場所も様々です。子どもたちも自然の石や土、植物に触れ育っていく事はとても良い事と思います。 石積みと生物ついて以前書いた記事を載せさせていただきます。 Dry stone walling は生物とも深い関わり合いがあり多様性に富み貴重な生息場所になっています。小動物などは外敵から身を守るために石積みに隠れ移動したり植物もそこで発芽し、根付いたりします。植物に関しての一例として Dry stone walling を花壇として使用すると通気性、排水性も良くレイズドベッドとしての効果も高いです。 Dry stone walling は多くの動植物と共存している為自然保護の一つにもなっています。石積みの内部も変化があり湿り気のある場所、乾燥している場所などがありそれも生物との関連性の深い理由の一つです。 修復や積み直す際にそれらを考慮することでその周囲に生息するカエルやネズミ、ミツバチやクモなど多種多様な野生動植物の保護に役立ちます。 石積みと共存している生き物としてコマドリ、ジョウビタキ、フクロウ、コウモリなどの鳥類、野うさぎやアナグマなどの小動物、また苔、マンネングサ、シダ、山野草などが挙げられます。 また Dry stone walling は岩だらけの土が少なく生垣を植えられない場所での地境に使うことが出来ます。更に家畜が風を避けたり畑を守る防壁としての機能もあります。 Dry stone walling association はこの石積みの保護と再生を活動の一つとしている協会です。 株式会社貝塚造園 岸聡志 次はRyu造園設計室の原田さん宜しくお願いいたします。
浜名湖花博2024
2004年国際園芸博覧会(浜名湖花博2004)から20年、今年は20年の節目の年として 浜名湖花博2024が開催されました。 浜名湖ガーデンパーク会場とはままつフラワーパーク会場の二カ所で3月~6月の三カ月間同時開催され、たくさんの来場者でにぎわったそうです。 そして2会場ともDry Stone Wallingの技術を採用していただけました。 浜名湖ガーデンパーク会場では藤を寝ながら下から見上げるヘキサゴンストーンベンチ、4月には石積みのデモンストレーションも開催させていただきました。 はままつフラワーパーク会場では、花壇「はなのはら」の改修工事で土壌環境を配慮して、通気性、透水性のあるDry Stone Wallingでの土留めを採用していただきました。 もちろん景観にも配慮して! Dry Stone Wallingの施工時 そして開催をむかえ5月の様子 小倉珠子氏デザインの花壇「はなのはら」は宿根草と球根がメインの花壇ですので春だけでなく季節ごとに来場者の目を楽しませてくれます。 浜名湖花博は閉会していますが、はままつフラワーパークは年中無休で営業しています! 今は秋の様子 はままつフラワーパーク、浜名湖ガーデンパークぜひ遊びに行ってみてください。 Ryu造園設計室 原田
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